あいにくの雨ですね・・・、
しかも今日は結構冷えます。
アイフルへの受任通知(開示請求)に伴い、
同社より送られてきた取引履歴と一緒に、
「伝達・確認依頼書」
「クライアントへ伝達・確認頂きたい事項」
なる2通の書面が同封されていました・・・。
内容をかいつまんでご紹介しますと、
先般、会社更生を申請して経営破綻した武富士同様、
独立系消費者金融であるアイフルも危機的状況にあり、
もしもADR(現在アイフルが行っている私的債務整理)に失敗した際は、
武富士同様にアイフルも法的手段を講じなければならず、
そうなれば、
過払い金の返済率や返済時期は今以上に悪くなってしまう・・・。
なので、
過払い債権者が4割程度の過払金返金で了承してくれるなら、
破綻のリスクは低く支払いが可能で、
また、
躊躇なく早期和解に応じる意向である。
しかし、
5割以上の過払金返金を要求するのであれば、
訴訟上の係争も厭わず、
解決までには1年以上の期間を要する場合がある・・・。
以上のことを依頼人に伝えて欲しい。
とのことです・・・。
私的には(アイフルの言い分は)、
4割以内の返還で納得しないなら、
依頼人の過払い請求について、
自らに分が「ある」とか「ない」とかは関係なしに、
訴訟でとことん争い時間稼ぎをし、
困らせるぞ・・・・。
といった感じで、
なんか脅しをかけているような気がしてなりません・・・。
以前にアイフルより、
上記条件(当時は5割返還での和解)をのまなければ、
今後私の取り扱う案件については、
債務が残った案件については、
「分割弁済では和解しない・無利息では和解しない」、
一方、
過払いとなった案件については、
「全件控訴する」
と言われたことがありますので、
尚更、そのように(脅しのように)感じます・・・(そのときの記事はこちら>>)。
別に私はアイフルに個人的な恨みや、
特別な感情がある訳でもなく、
むしろ一般の方よりアイフルの経営状態の厳しさ知っているつもりなのですが、
同社社員に上記のようなことを言われた以降も、
またその前からも、
依頼人の意向がない限りは、
4割~6割といった返還率での和解はしておらず、
結果的には、
受託した過払い案件のほとんど(9割以上)が、
訴訟上での請求となり、
そして、
控訴されれば粛々とそれに応じ、
最終的にはしっかりと勝訴判決を得て、
過払元金+過払利息+訴訟費用の全額を返してもらうことにて終了しています・・・・。
ちなみに、
訴訟になったところでアイフルの言うような1年もの期間は要さないと思います・・・。
事案にもよりますが、
大抵、
提訴後3、4ヶ月で終了し(一審)、
もしも控訴された場合であっも、
一審での期間プラス2ヶ月程度で裁判は終了し判決が確定しますので、
長くても提訴から半年あれば過払金満額(元金+利息)+訴訟費用を回収できるのではないでしょうか・・・。
「依頼人に(4割で和解のこと)ちゃんと話してくれたのか?」
ですとか、
「このままでは破産してしまい、全く返せなくなるかもしれない」
また、
「大幅なリストラを行ったが依然厳しい状態である。しかしできる限り過払い返金に応じるべき努力しているので、依頼人にも譲歩して欲しい」
といった趣旨のことを、
よく同社の担当の方より言われるのですが、
過払い債権者が、
アイフルの行き先や、
他の債権者のことなど考えますでしょうか・・・・・。
日々過払い請求を受けて厳しい状態であることは理解できる。
しかし、
回収できるものは全額取り返したい。
それによって、
業者が破産することになってもあまり気にはならない・・・。
・・・・これが多くの方の考えで、自然だと思います。
アイフルに対する過払い請求のご依頼は西東京市(田無)「さくら司法書士事務所」認定司法書士志村理