ここ半年間において、「貸します詐欺」の被害にあわれているケース(当事務所に訪れる多重債務の相談の中で)を耳にすることが多くなりました・・・・・。
貸金業者による顧客選別(貸付金利引き下げに伴う貸し渋り)の影響なのかは分かりませんが、
とても気がかりです・・・・。
分かりやすい悪質手口の具体例を日本消費者金融協会のサイトで見つけましたので、
参考にしていただき、
騙されないよう、ご注意ください。
金融機関の名称や登録業者の登録番号等を詐称する
金融機関の名称や登録業者の登録番号を詐称した、融資を勧誘する偽のダイレクトメールを送り、問い合わせをした人に対して、保証金等の名目で金銭を騙し取る。(貸します詐欺)
資料代・調査費を請求する
借入の際、調査費という名目でお金を請求されるが、自己破産や裁判の方法を書かれた書類を送ってきただけで、実際の手続きは何もしない。
他社を紹介、法外な手数料を請求
「当社では貸せないので、あなたに貸してくれる会社を紹介する。しかし紹介されたとは言わず、借りられたら電話するように」といわれ、法外な紹介手数料を請求する(いわゆる紹介屋)。
「登録情報を変更する」とウソをつく
「あなたの借入れ登録情報を消して、借入枠を広げてあげる」などといって、手数料やコンピュータ操作料を請求する(いわゆる消し屋)。しかし実際は登録情報のコンピュータ操作、借入枠を広げることなどは全く不可能である。
カードで商品を買わせ安く引き取る
「貴金属類パソコンなどの商品をカードで買えば、それを知り合いに高く売ってやる。その代金で借金を返済するとよい」と店に連れて行かれ、クレジットカードで50万円分の商品を買わせる。一時金として10万円を渡し、後日残金を精算するというが、振り込まず、連絡が取れなくなってしまう(いわゆる買取屋)。
「借金一本化」などと勧誘
一部の新聞や雑誌などに「借金一本化」「借金整理」などの広告を掲載したり、「借金をまとめませんか」といった電話で誘ったりする手口(いわゆる整理屋)。実際には一本化のための融資は行わず、保証料や手数料の名目で金銭を要求する。
多額の保証金を要求
「融資をするには信用をつけるため、まずは保証金を入金してほしい」といって多額の保証金を要求するが、その後いっこうに融資を行わず連絡が取れなくなってしまう。
「断りません」や低金利の誇大広告
「他社で断られた方歓迎」や「固定金利1%」など誇大広告で勧誘する業者。実際には融資はなされず保証金を要求されたり、他社を紹介をするということが多い。