先日、
過払い金返還請求に対する武富士の対応について、
ご紹介しましたが(記事はコチラ)、
武富士の経営状態が非常に厳しくなっているようで、
一昨日には
資金繰りの悪化により貸付がほぼ停止状態になっているというニュースがありました・・・。
(以下2009.12.9 / MONEYzine一部引用)
かつては消費者金融業界で最大手だった武富士が、資金調達に陥り、貸し付けもほとんど停止していることがわかった。
同社は利息制限法の上限を超える「グレーゾーン金利」で取っていた過払い利息の返還に加え、規制強化、金融危機で経営環境が急速に悪化。資金繰りに奔走しているものの、独立系の武富士はメガバンクの傘下に入っていないことや、2009年3月期に2561億円の連結純損失を計上し格付けも下がったため、信用が足りず金融市場で資金調達するのが困難な状況となっている。
他の大手では、銀行系のアコムが毎月平均約380億円、プロミスも300億円程度の貸し付けを維持しているが、武富士の11月の貸し付けは約15億円に留まっている。貸し付けを抑えれば手元資金が温存され、当面の資金繰りは楽になるが収益減や顧客離れを招く恐れがある。
(ここまで)
今週の月曜日に、
(別件で提訴していた)武富士に対する過払い訴訟の「判決」が当事務所に届いたのですが、
判決の確定を待たずして(控訴せずして)、
同社担当者から電話が入りました・・・・。
電話の趣旨は、
返金額と返金日に関するものなのですが、
こちらとしては(厳密には確定はしていないものの)裁判での決着がついた後になって(今更)、
交渉するつもりは毛頭ありませんので、
これを拒絶しました・・・・。
つまり、
速やかに返金してもらえないのであれば強制執行手続きを採るということです。
結果的には、
過払金元金・支払日までの過払い利息・訴訟費用等の全額を(判決通りに)、
今月下旬までに支払うとのことでしたので、
あと2週間程度は(強制執行の準備はせず)このまま待とうかと思います・・・・。
武富士に対する過払い請求は、
これから提訴するものや、
既に提訴中のもの、
また、
これから判決が出るものも含め、
まだ数多く残っておりますので、
当面気が抜けません・・・・。
武富士への過払金返還請求は西東京市「さくら司法書士事務所」司法書士志村理