過払い請求に対し、
(以前は)大手貸金業者らしい姿勢をみせていたアイフルが、
「返事が遅い・・・5割しか返還しない・・・」といった、
誠意のない対応に変化するようになってから、
半年近くが経ちますが、
同社はとうとう私的整理の一種である、
「事業再生ADR(裁判外紛争処理手続き)」を利用する準備に入りました・・・。
消費者金融大手としての私的な整理は初めてのことで、
また、
ADRの活用としても最大規模で、
子会社のライフなども含めた債務残高は約2800億円にのぼるようです・・・・。
冒頭で述べましたように、
最近のアイフルとの任意での(訴訟外での)過払い金返還に関する交渉は、
非常に難航しております・・・。
粘り強く交渉したところで、
依頼人が満足行くような結果を得られることは少なく、
結局、
時間だけがイタズラに過ぎて行くことになりますので、
(私の場合)同社対する過払金のほとんどは、
裁判(過払い訴訟)によって、
回収を図っているのが現状です・・・・・。
今回の事業再生ADRは、
あくまで私的な債務整理であり、
以前にクレディアやアエル、
SFCGなどが行った、
従い、
今後もアイフルは従来通りの営業を続けることができ、
また、
過払い金(不当利得)などの債務は事業再生ADRの対象にはならないため、
とりあえずのところは、
アイフルに対する過払い金が、
強制的(法的)に減額されたり、
回収が不能になるといったことはないと思いますが、
このまま業績も向上せず、
また、
金融機関などの調整がうまくいかない場合は、
いよいよ法的整理に移行する可能性が十分どころか十二分にありますので、
アイフルに過払い請求ができる方は注意が必要です・・・(焦らせるつもりは毛頭ありませんが、ノンビリとはしていられないと思います)。
アイフルに対する過払い請求は西東京市(田無)-多摩地区(立川市・八王子市・府中市)「さくら司法書士事務所
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